入社手続きを進める際に、必要なものの一つに年金手帳があります。
年金手帳は、会社が保管しているか返却されて自宅で保管している場合がほとんどです。
しかし、保管していると思った場所にないなど、入社前にハプニングが起こることも…。
今回は、年金手帳を紛失した際の再発行の仕方についてお伝えします。
まずは年金手帳を本当に紛失したか確認
再交付に手数料はかかりませんが、それでも手間がかかるのは嫌なものです。
本当に紛失したかを確認するためにも、以下の場所は再度探しておきましょう。
- 実家(両親)が管理していないか?
- 引き出しの奥に埋もれていないか?
- 前の会社に預けたまま返却されていないか?
入社時の提出書類をそろえておくのは、社会人としてのマナーです。
早めに確認し、探しても見つからない場合は再発行の手続きを進めましょう。
年金手帳を再発行する方法
年金手帳を紛失してしまった場合、住民票を置いている市役所もしくは区役所に行きましょう。
それぞれ開設していきます。
市役所で年金手帳を再発行する方法
市役所で年金手帳を発行できるのは第一号被保険者の人です。
- 学生
- 無職の人
- 日本国内在住の20歳以上60歳未満の自営業
年金手帳を再発行する場合は、以下のものを忘れずに持っていくようにしましょう。
- 年金手帳再交付申請書
- 印鑑
- 基礎年金番号がわかるもの
- 身分証明書
市役所の窓口または日本年金機構のHPから、「年金手帳再交付申請書」を入手・記入し申請しましょう。
こちらのページからダウンロードできます!
日本年金機構:年金手帳の再交付を受けようとするとき
年金事務所で年金手帳を再発行する方法
年金事務所で年金手帳を再発行できるのは、第二号被保険者、第三号被保険者の人です。
第二号被保険者は主に「会社員」、第三号被保険者は「第二号被保険者の配偶者」のことです。
年金手帳の再発行申請には、以下のものを持っていくようにしてください。
- 年金手帳再交付申請書
- 身分証明書
申請書は上記日本年金機構のURL先からダウンロードすることができます。
年金手帳の再発行は代理人でも可能?
年金手帳の再発行を代理人が行うことは、法定代理人であれば可能です。
以下の条件に当てはまるかを確認しましょう。
- 社会保険労務士、社会保険労務士
- 法定代理人(法定代理人であることがわかる書類の持参が必要)
- 事業主、事業主の代理の事務員(事業主を通じて申請書を提出されたもの)
また、第二号被保険者の場合、勤務先に年金手帳の再発行を依頼することも可能です。
従業員から年金手帳の再発行依頼をされたら、事業主である会社が年金手帳再発行申請書を事業所所在地を管理する事務センターへ提出します。
- 窓口へ持参する
- 郵送
- 電子申請
提出の方法には上記の三種類があるので、やりやすい方法で申請しましょう。
年金手帳は郵送や電子申請でも再発行可能
県外にいるなど、すぐには自分で年金事務所に行けない場合、郵送や電子申請をすることによって年金手帳を再発行することもできます。
郵送で再発行する場合
年金手帳再交付申請書を記入し、年眠事務所へ郵送することにより、年金手帳を再発行することができます。
詳しくは以下をご覧ください。
【日本年金機構:年金手帳の再交付を受けようとするとき】
電子申請で再発行する場合
電子申請での再発行は、電子証明書を取得し、申請データを作成・提出することにより可能です。
この時、署名が必要となるため、電子証明書の取得が必要になります。
取得後に「年金手帳再交付申請書」の申請書を、作成ボタンからデータを作成して申請します。
年金手帳の再発行にはどのくらいの時間がかかる?
年金手帳を再発行するまでにかかる時間は以下の通りです。
- 市役所:約一ヶ月程度
- 年金事務所:即日~一ヶ月程度
- 郵送:一カ月程度
- 電子申請:一カ月程度
市役所での発行の場合、再発行に一カ月程度かかるので、余裕をもって行動しておく必要があります。
郵送や電子申請は遠方からでも年金手帳を取得することができますが、同じく一カ月程度時間がかかるので注意しましょう。
一方年金事務所では、どのような方法で年金手帳の再発行手続きをするかによってかかる時間が変わります。
勤務先に再発行を依頼する場合は、再発行までにおおよそ一ヶ月程度かかるとみておいたほうがいいでしょう。
年金手帳がすぐに必要な場合、自分で年金事務所に行き申請をすれば、最短即日で年金手帳を再発行してもらうことができます。
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