転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーと必ず面談をします。
自分の希望やスキル、経歴などをしっかりとアピールし、いい求人を紹介してもらうためにもこの面談は重要といえます。
今回は、転職の成功を左右する転職エージェント面談の秘訣をお伝えします。
まずは事前準備から!
面談をする前に、伝えたいことの整理と持ち物の確認は必ずしておきましょう。
転職したいと思う理由を言えるようにしておく
転職エージェントを利用するからには、転職をしたいと考えているはず。
当然、何故転職したいのかは聞かれます。
給料が低い、人間関係がうまくいかない、仕事が合わない…様々な理由があると思いますが、面接とは違うので、本当の理由を包み隠さず話しましょう。
キャリアアドバイザーは、面談をもとに条件に合った、その人に向いている求人を選びます。
本当の理由を隠してしまうと、自分の希望する業界や条件と合わないものを紹介されてしまうことがあるので注意しましょう。
働きたい職場をイメージし、ある程度明確にしておく
どのような業種・業界がいいのかも必ず聞かれます。
しかし、自分にどのような業種・業界があっているのかわからないという場合でも、相談することができるので安心してその旨を伝えましょう。
また、業種・業界以外でも、きちんと休みが取れる、福利厚生が充実しているといった条件面での希望を出すこともできます。
自分がどのような職場で働きたいのかをリストアップし、ある程度明確にしておくと良いでしょう。
自分の経歴やPRポイントを伝えられるようにしておく
自分を売り込んでもらうためには、まずは面談でキャリアアドバイザーに自分の良さを理解してもらう必要があります。
また、自分のことをよく知ってもらうことで、より希望に沿った求人を紹介してもらうことができます。
どのような仕事をしてきて、どのようなスキルがあるのか、得意なことは何かなど、キャリアアドバイザーに伝えられるよう事前にしっかりと整理しておきましょう。
面談の持ち物
面談当日は、以下の持ち物を用意しましょう。
・筆記用具
・メモ帳やノート
・履歴書
・職務経歴書
・A4用紙が入る程度の大きめのカバン
メモを取るためのメモ帳やノート、筆記用具はもちろん必須です。
絶対に忘れてはいけないのは履歴書と職務経歴書です。
自分がどういうことをしてきたのか、何ができるのか、どういう人間なのかを伝えることのできるものですし、その場で添削してもらえることもありますのでしっかりと準備しましょう。
履歴書と職務経歴書を持っていくこと、面談後に様々な資料を受け取ることを考えると、かばんは大きめでA4用紙が入る程度のものが望ましいです。
また、当日迷う可能性もあるので、面談場所までの地図や、転職エージェントの連絡先を登録しておくと良いでしょう。
当日の服装は?スーツ?私服?
面接では基本的にスーツですが、面談の時の服装は自由でいいと言われることが多いです。
どのような服装で行くのがベストなのでしょうか?
基本的には私服でOK!
転職エージェントの面談の服装は、私服でもスーツでもOKです。
私服は、休日の時に着るようなカジュアルなものでも構いません。
どうしても気になるという方は、ジャケットを羽織る、スーツを着るなどするといいでしょう。
ただし、私服を選ぶときは清潔感があるかどうかを重視してください。
汚れがある、シャツがよれよれなど、人にいい印象を与えないような服装はNGですので気をつけましょう。
業界によっては服装を参考にすることも
例えばアパレル系のメーカーを志望している場合、服装を参考に求人を選ぶということがあります。
服装でその人のイメージをつかもうとすることも多いので、面談時に着ている服装のイメージに近い求人を紹介される確率が高くなります。
また、金融関係などのお堅めの業界を志望する場合、ラフな服装よりもスーツなどきっちり目の服装のほうがイメージを想像しやすく、プラスに働くことが多いです。
実際の面談の流れを知っておこう!
転職エージェントの面談は、一般的に以下のように進みます。
- 挨拶や自己紹介、説明など
- 今までの経歴や職務に関するヒアリング
- 転職理由、現在の活動状況のヒアリング
- 希望する業種や条件に関する相談
- 希望に沿った求人の紹介
- 質問など
時間は大体1時間~1時間30分で、長くても2時間程度です。
土日や祝日、平日の夜でも対応可能ですが、人気の時間帯であるため、ゆっくりと相談したい場合平日の日中がおすすめです。
もし時間が取れないで平日の日中が難しい場合、早めに予約を取っておきましょう。
1.挨拶や自己紹介、説明など
まずは初対面同士、自己紹介をします。
キャリアアドバイザーからは、転職エージェントではどのようなことができるのか、サービスの説明や、最近の転職市場についての説明があります。
2.今までの経歴や職務に関するヒアリング
持参した履歴書や職務経歴書をもとに、経歴やスキル、職務に関するヒアリングを行います。
自分のことをPRするのは大事ですが、話を盛らずありのままを伝えましょう。
3.転職理由、現在の活動状況のヒアリング
2の今までの経歴や職務に関するヒアリングと前後することがあります。
転職理由は、どの会社の選考でも聞かれるものなので、面談のうちからきちんと順序だてて話せるようにしましょう。
現在の活動状況は、他社のエージェントを利用しているか、選考に進んでいるかということを伝えましょう。
他のエージェントを利用していることを伝えるのは印象が悪いのではないかと思うかもしれませんが、複数の転職エージェントを並行して利用する人も多いので心配ありません。
もし既に応募している求人がある場合、希望する求人の参考になりますし、それに近いものを選んでくれる可能性もあるのでこちらも伝えてください。
真剣に転職活動をしたいかどうかを見極めてきますので、熱意をしっかりと伝えましょう。
4.希望する業種や条件に関する相談
業界など、働きたい条件の希望を伝えます。
条件を明確にしたほうが、希望の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
ここはこうしたいというこだわりがある場合、それを伝えるのも良いです。
例えば、「ブラック企業」と伝えるよりも、「週休二日で、有休がとりやすいところ」と具体的に伝えてください。
5.希望に沿った求人の紹介
これまでのヒアリングを踏まえて、キャリアアドバイザーが求人を用意します。
紹介される求人数はエージェントの規模や希望条件によって異なりますが、十件~数十件程度提示されます。
求人の紹介はされるものの、焦ってその場で応募しなくても構いません。
もしキャリアアドバイザーが急かしてきても、気にしなくて大丈夫です。
一度持ち帰り、自分でもしっかりと調べた後に応募したいと思う企業があれば、改めて連絡をしましょう。
6.質問など
もし疑問・不安に思う点があれば遠慮なく聞いておきましょう。
信頼できるキャリアアドバイザーであれば、きちんと相談に乗ってくれます。
面談では印象を良くすることを心掛けよう
転職エージェントも人間です。
いい転職活動にするためにも、印象を良くし、「この人の転職活動を応援したい!」と思われることも大事です。
面談に行くときは、流れや持ち物、考えを整理し、清潔感のある見た目であるかを確認しましょう。
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