人事に配属されたけど、何をすればいいんだろう…?
「人事」と一口に言っても、その業務内容は経営知識はもちろん、営業、広報、総務などの要素が合わさっており、配属されたばかりで悩む方もいるでしょう。
人事として自分のキャリアをどう描いていくか悩んでいる方に、今回は配属されたらやっておきたい6つのことをご紹介します。
1.自社についての理解を深めよう
「会社の顔」ともいわれる人事。
採用活動や、人事異動・評価といった組織管理や教育を担うからこそ、会社の知識は必須だといえます。
例えば、求職者向けの会社説明会の場では、求職者から会社のことに関するあらゆる質問が飛んできます。
そこで曖昧な反応をしてしまったり、答えに困ったりしてしまうと、求職者からみると「この会社は大丈夫なのだろうか」と思われてしまい、せっかくのいい人材を逃してしまいます。
知識を深めるだけでなく、状況に応じて適切な答えをアウトプットする力も人事では重要です。
地道な努力が必要となりますが、人事の仕事ではどの場面においても役に立ちます。
会社について誰よりも詳しくなるくらいの意気込みで取り組んでください。
2.ヒアリングスキルを磨こう
人事の仕事で欠かせないのがコミュニケーション。
書く・読む・話す・聞くなど様々なコミュニケーション方法がありますが、人事に一番必要なのは「聞く」スキルです。
面接の場でも、問題が起きたときなどの社内面談の場でも、相手の考えていること・本音をいかに引き出せるかが重要です。
カウンセラーとしての側面も大きい人事は、「傾聴力」が重視されます。
相手の話を聞き、人となりを知り、信頼関係を構築することが人事でも必要です。
相手の話にしっかりと耳を傾けることを日常でも意識してみましょう。
3.プレゼンテーションスキルを高めよう
人事の仕事で大きな割合を占める採用活動。
採用活動では、会社説明会や面接、合同企業説明会など、プレゼンテーションスキルを発揮する場が多いです。
また、ただ発表するだけでなく、PowerPointなどのプレゼンに必要なツールの技術を学ぶことも大事です。
いいと思ったプレゼンテーションを真似してみたり、プレゼンテーションに関する本を読んだりして、自分なりのプレゼン方法を身につけましょう。
4.労働関連法を学んでおこう
近年、「ブラック企業」や「働き方改革」といった言葉をよく耳にします。
SNSの発達もあり、何か問題が起きると経営リスクに直結しやすくなりました。
コンプライアンス意識が高まっている現在、労働関連の法律を学んでおくと問題が発覚したときに冷静に対処することができます。
難しそう…と思うかもしれませんが、特別なことはしなくても構いません。
新聞やニュース、ネットなどで気になる情報を見つけたら、それに対して「何が問題なのか」「どう対処するのか」を考えましょう。
普段から考える習慣を身に着けることで、会社と社員の間に立った時に、最善策を考え提言することができます。
実際に問題が起きた場合は、会社の顧問弁護士など専門知識を持った人に都度相談しましょう。
5.ライティングスキルも必要
人事とは一見関係なさそうに思えるライティングスキルですが、意外と必要になる場面が多いです。
求人票のほかにも、採用ホームページ、ブログ、メール、最近だとSNSを使用している企業もあります。
ライティングスキル上達のコツは、まず先輩や上司、テンプレートの真似でもいいのでとにかく数をこなすことです。
真似を続けていくことで、少しずつ自分でも書き方がわかってくるでしょう。
自分らしさを大事に、得意な面を伸ばしていこう
このように、人事は幅広いスキルを学ぶ必要のある職種です。
すべてのスキルを一気に学ぼうとすると大変なので、まずは得意分野から自分のできることをどんどん増やし、バランスよく身に着けることを心掛けてください。
人事には決まったルートはありません。
自らキャリアを描き、理想の人事に近づいていきましょう。