給与や勤務地などは、働く上で重要な条件です。
ただし、あまり無茶な希望条件を伝えると企業からはいい印象に思われないことも。
今回は、希望条件に関する想定質問をまとめました。
事前準備をしっかりと行い、希望条件には優先順位をつけてスムーズに答えられるようにしておきましょう。
希望条件に関する質問から採用担当者が知りたいこと
希望条件の質問からは、応募者の入社確度を探っていることが多いようです。
希望する給与や残業時間など、中には答えにくい質問もあるかもしれませんが、合否を気にして本意でない希望を伝えてしまうと、その条件のまま選考が進んでしまします。
基本的に、希望条件を含めて選考は進んでいるので、いざ内定が出てから希望条件を変更するというのは不可能です。
もしどうしても譲れない条件がある場合、遠慮せずにきちんと伝えておく必要があります。
希望条件に関する質問4つと回答のポイント
それでは、希望条件に関する頻出質問4つと回答のポイントを見ていきましょう。
1.希望年収はどのくらいですか?
もし、前職の給与から大体20%以上の差がある場合は、その理由を明確に伝えましょう。
内定後に希望年収の交渉をすることは難しいので、遠慮して希望よりも少なめにいうのはやめておいたほうが賢明です。
伝えにくい場合は、希望年収のほかにこれだけは譲れないという最低希望年収を伝えると良いでしょう。
回答のポイント
- 業界・職種における希望年収の相場
- 現在の給与は世間一般に比べ高いか低いか
- 希望給与に見合うだけの貢献ができるか
- その裏付けがあるか
- 上乗せを狙う場合、あとどのくらい欲しいのか
2.勤務地の希望はありますか?
勤務地を限定したい場合の質問です。
希望の勤務地がある場合はその旨を、特にない場合は「自宅から通える範囲」とすると良いでしょう。
回答のポイント
- 希望する事業所の所在地の確認
- 転居してでも会社の指示に従う覚悟があるか
- 勤務地の限定を希望する事情があるか
3.残業はできますか?
残業に対してどのように考えているのか探る質問です。
もしできない場合は、その理由をきちんと説明しましょう。
回答のポイント
- 仕事に対する姿勢
- 残業をすることに対する考え
- 連日の出勤や残業が可能な家庭環境か
- 残業手当を生活費の一部として考えているか
4.いつ頃入社できますか?
現任者の退職が決定している場合、引継ぎの事情などから入社時期も選考の重要なポイントとなることがあります。
ただし、内定後に入社時期をずらすということも不可能なことが多いので、この質問にも自分の希望をしっかりと伝えておく必要があります。
また、安易にすぐに入社できるとは言わないほうがいいでしょう。
在職中の場合、現状の仕事の事情で大体1.5~2か月後となることが多いようです。
また、現在無職の場合はすぐに入社できると思われることが多いので、もしすぐに入社できない事情がある場合は伝えておきましょう。
回答のポイント
- 退職日が決まっている場合できるだけ早い日程にする
- 離職している場合は具体的な日付を伝える
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