中途採用の面接で必ず聞かれる転職・退職についての質問をまとめました。
中には答えにくい「退職理由」「転職回数」などの質問もあります。
事前に対策をし、スムーズに答えられるようにしておくためにも、しっかりと準備をしておきましょう。
転職・退職に関する質問から採用担当者が知りたいこと
採用担当者は、転職・退職に関する質問から「転職の目的を自社でかなえることができるのか」「またすぐに退職してしまうのではないか」ということを判断しています。
そのため、退職理由を伝えるだけでは、「自社でなくてもいいのではないか」と思われてしまいます。
入社後に活躍している姿をイメージしやすくなるように、転職をすることでこれから実現したいことも一緒に話すことが大切です。
転職・退職に関する質問6つと回答のポイント
それでは、転職・退職に関する頻出質問6つと回答のポイントを見ていきましょう。
1.転職を決意した理由は?
せっかく採用しても早期退職をされては困ります。
そのため、もし採用しても同じような理由で自社も辞めてしまうのではないかということを判断するための質問です。
回答は、目標達成のためのような前向きなものにしましょう。
回答のポイント
- 転職したいと思ったきっかけ
- 不平不満を自分なりに解決しようと努力したか
- 仕事に真面目に取り組んできたか
- 周囲とコミュニケーションは取れていたか
2.転職回数が多いですが、何か事情がありましたか?
転職回数が多い場合、応募者の転職に対する考え方を見るために質問します。
また、同じような理由で自社も辞めてしまうのではないかも判断しているため、転職ごとの転職理由を整理しておきましょう。
回答のポイント
- 転職を通じて目指したかった事
- 転職によってそれは実現できていたか
- 各社で得た経験やスキル
- キャリアに対してどのような考え方を持っているか
3.失業期間が長いですが、どうしていましたか?
就業期間にブランクがある場合に聞かれる質問です。
転職回数と同じで、そのブランクに明確な理由があればマイナス評価につながることはありません。
空白期間で資格取得などの目的がある場合はそのことを、ない場合はその期間で得たものを答えましょう。
回答のポイント
- ブランク期間に何を得たか
- ブランク期間に得たもので活かせるものはあるか
4.この業界を選んだ理由は?
特に異業種からの応募者に対しては、自社の業界のことをしっかりと調べてきているのかを確認します。
業界に関する知識、どの程度の理解があるか、仕事選びの動機の裏付けをとるための質問です。
回答のポイント
- 業界の特徴と現在の動向
- 業界内での希望職種の位置づけの理解
- 業界の主な商品・製品への理解
5.一貫して追求してきたテーマは?
専門分野の中でも、特に興味のあるテーマを聞く質問です。
自己PRもしやすい質問なので、しっかりと答えられるようにしておきましょう。
回答のポイント
- PRポイントを整理しておく
- 応募先との関係性を考える
6.将来の夢は?
この質問からは、目的意識や将来設計を持っているか、それに基づいた転職かどうかを判断しています。
将来の夢がある場合は、その夢や将来設計、実現のために今までにしてきたこと、キャリア形成、今している努力を伝えましょう。
もし将来の夢がない場合、10年後にはどうなっていたいか、目標とする人物を軸に考えてみましょう。
回答のポイント
- 仕事上の目標として実現したいこと
- 自分の手で作り上げたい商品・サービス
- 将来的に身に着けたいキャリアと役職
- ライフワークとして取り組みたい仕事はあるか
事前に準備しておきたい想定質問一覧はこちら
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