女性の「転職のきっかけ」と「活躍」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「女性の活躍」が注目される近年。

女性の採用を増やそうとする企業が増えてきました。
しかし、結婚や出産・育児により退職してしまうリスクもあるため、特に中小企業ではまだまだ積極的になれない企業があるのも事実です。

女性の転職のきっかけと、女性の活躍を推進するために何をするべきかをご紹介します。

転職のきっかけは?

女性が転職を考えるきっかけは、以下のものが多いです。

・給与・待遇面への不満
・妊娠や出産、育児のため
・仕事内容への不満
・職場の雰囲気・人間関係
・労働・残業時間
・将来に対する漠然とした不安
etc…

妊娠・出産といったライフイベントの変化で、会社を退職せざるを得ない状況になり自らのキャリアを諦めなければならないという声も聞こえます。

何故今「女性の活躍」が必要か?

女性が活躍できる企業を目指そう…そんな言葉をよく耳にするようになりましたが、では何故企業にとって女性が活躍することが大事なのでしょうか?
そのポイントは3つあります。

①少子高齢化による人手不足

前々から言われてきたことですが、日本は今少子高齢化の傾向にあります。
人手不足の企業も多く、若い人材の確保に頭を悩ませている採用担当者も多いでしょう。
そのため、女性の活躍が見直されるようになりました。

 ②優秀な人材の確保

以前働いていた女性が優秀だったけれど、出産のため退職してしまった…。
女性側が働きたいと考えていても、時短勤務が必要であったり、企業側が対応できないことで職場復帰を諦めていた女性も多いです。
現在、働き改革が叫ばれ、様々な働き方ができるようになりつつあります。
そのため、今まで事情により働けなかった女性も少しずつ職場復帰ができるようになってきています。
また、女性市場の拡大により、女性目線を持つ優秀な人材を確保したいといった思惑もあります。

③ダイバーシティ・マネジメント

外国人、女性、中途社員といった、様々な多様性を受け入れ、認め、活かしていくことを「ダイバーシティ・マネジメント」といいます。
今までは年功序列、男性中心の社会でしたが、近年では実力主義やグローバル化が進みつつあります。
そのため、様々な多様性を持った人材の採用にも力を入れている企業が増えてきました。

女性活躍のために、企業ができること

長く働きたいと考える女性が直面するライフイベント。
そのライフイベントに対応した福利厚生や制度を導入することで、育児との両立が可能かなどを考えます。
以下の実施例を参考にしてみてください。

・子どもが体調を崩した時の半休・全休制度
・産休・育休取得の推進
・社内環境の整備(冷暖房、お手洗いなど)
・社内外の託児所の設置・連携
・職場復帰前の研修の実施
・時短勤務可の正社員雇用
・在宅勤務
・フレックスタイム制の導入
etc…

働きやすい環境をつくるために

ここまで女性の採用についてみてきましたが、いかがでしょうか?
女性も男性同様働けるようになってきたとはいえ、中小企業ではまだまだハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
しかし、これからは人手不足の時代です。
また、育児休暇などは女性だけではなく男性も取得の可能性があります。
様々な工夫を取り入れ、男性も女性もいきいきと働ける企業を目指しましょう。

関連タイトル