もう悩まない!パワハラと指導の見分け方

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上司からの指導が、パワハラに当たるかもしれない…
そう感じたことはありませんか?
パワハラと指導は判断がつきにくく、そのせいで悩む人も多いです。
今回は、パワハラと指導の違いについて説明します。

パワハラとは、「立場などの関係の優越を使用した嫌がらせ」のこと

まず、パワハラの定義からお伝えします。
パワハラとは、上司や部下といった立場などの関係の優越を利用して、相手に対して仕事で必要な注意や指導の範疇を超えた苦痛を与えることです。

上司から部下、といった構図をすぐに思いつくかもしれませんが、実は部下から上司にというケースも存在します。
立場だけでなく、知識や人間関係、経験の優位性からも、パワハラにつながることもあります。

パワハラには、主に以下の6つの種類があります。

・身体的な攻撃 (殴る、蹴る)
・精神的な攻撃 (怒鳴る、執拗に叱る、暴言を吐く)
・過大な要求 (無理なノルマを課す)
・過小な要求 (本来の業務外の単純作業しかさせない)
・人間関係からの切り離し (一人だけ飲み会に誘わない、別の部屋で仕事をさせる)
・個の侵害 (プライベートなことに口出しする)

パワハラと指導の違いとは?

指導はパワハラと違い、明確な目的を持ち、相手の成長のために教え導くことです。
相手を傷つけるようなことを言う、暴力を振るうなどは当然ながら指導とは言えません。

指導の特徴として、以下のものが挙げられます。

・注意に明確な目的がある
・相手の欠点の指摘だけでなく長所を気付かせる
・指導した後もきちんとフォローする
・必要な場合以外人前で叱らない
・感情的でない

指導では、相手の成長のことを考えた上のものです。
強く叱責された場合でも、それが理不尽なことではないか、自分の成長のために行ってくれているのではないかということを一度考えてみましょう。

一人で悩まず誰かに相談を

もし自分がパワハラを受けていると感じたら、一人で悩まずに必ず信頼できる誰かに相談しましょう。
一人で耐えなければと思いパワハラを放置していると、エスカレートしていきます。
もし社内に相談できる部署や上司、同僚がいなければ、「総合労働相談コーナー」など外部の窓口を利用してもいいでしょう。

周りに味方がいない、どうしても解決できない、という場合には、転職を考えるのも一つの手です。
自分の身を守るためにも、行動を起こしてみましょう。

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