転職活動をしようと考えたときに、どんな方法を思いつきますか？
多くの人は、転職サイトへの登録や転職エージェントへの依頼を考えるかと思います。
しかし、そのほかにも転職の方法は様々です。
中には転職サイトを利用するよりも自分に合った転職活動の方法が見つかるかもしれません。
今回は、転職方法の種類を紹介していきます。
知っておきたい転職方法７つ
転職方法には、主に以下の7つがあります。
- 転職サイト
- スカウト型の転職サイト
- 転職エージェント
- 自己応募
- ハローワークや職業訓練校の紹介
- 縁故採用
- 紹介予定派遣
それぞれ、具体的にみていきましょう。
①手軽さを求めるなら転職サイト
新卒時と同じように、転職サイトに登録して自分で求人を見つけ応募するという方法です。
誰でも簡単に求人情報が見ることができ、応募もボタンを押すだけで完了するので、ちょっとした隙間時間にも求人を探すことができます。
反面、書類作成や面接練習など、すべて自分でこなさなければならないこと、利用者数が多いため求人に対し競争率が高いといったデメリットもあげられます。
②最早自分では探さない！スカウト型転職サイト
①の転職サイトと同様、スカウト型転職サイトも登録するだけで簡単に利用できます。
違いは、「自分で求人を探す」か「企業からのアプローチを待つか」です。
スカウト型転職サイトでは、自分のキャリアやスキルを登録し、それを見た企業が興味のある人材にアプローチするというものです。
非公開求人の声がかかることや、選考ステップを短縮できるというメリットがありますが、自分のキャリアやスキルによっては希望の条件の求人から声がかからないこともあります。
③手厚いサポートで初めての転職におすすめな転職エージェント
転職エージェントは、登録すると担当のキャリアコンサルタントがつき、希望条件のヒアリングから求人紹介、書類作成や面接練習、企業とのやりとりなどを無料で行ってくれるサービスです。
内定が決まるまでをサポートしてくれるため、初めての転職をする人や、効率的に転職活動を進めたい人におすすめです。
デメリットとしては、自分のキャリアやスキルによっては希望する求人を紹介してもらえない、キャリアコンサルタントとの相性に左右される可能性があるなどがあります。
転職エージェントに関しては以下の記事も参考にしてください。
【初めての転職！転職エージェントを利用するメリットとデメリット】
④応募する企業にこだわりがあるなら自己応募
応募したい企業が決まっているなど、こだわりがある場合、サービスに頼らず自己応募するのも一つの手段です。
例えば、企業の公式HPやSNS、店頭の求人応募のチラシなど、自分で情報を集めてアプローチしていきます。
中には、自社の公式HPでしか求人募集をしていない、という企業もありますので、「この会社に入社したい！」という企業があるのなら一度確認してみることをおすすめします。
反対に、志望する企業があまり絞り込めていない人は、情報を探すのにも時間がかかりますので別の方法を考えたほうがいいでしょう。
⑤地元で仕事をしたいならハローワークや職業訓練校
ハローワークなどの公的機関も選択肢の一つにあります。
大手の求人サイトよりも求人数は劣りますが、求人を出している企業は地方の中小企業が多いため、地元で働きたいと考えている場合はおすすめです。
相談窓口もありますので、求人探しや書類・面接対策の相談にも乗ってくれます。
また、職業訓練校でスキルを積めば、そのスキルに応じた求人を紹介してくれることもあります。
ただし、ハローワークに掲載されている求人は基本的に事前調査や面談を行いません。
そのため、求人内容と企業の実態が違う、ということもあり得ますので、自分での情報収集は慎重にしたほうがいいでしょう。
⑥コネがあるなら使いたい縁故採用
友人や家族、前職の関係者や取引先など、今までの人間関係の中で求人を紹介してくれることがあるかもしれません。
縁故採用では、選考ステップが短縮されたり、場合によっては無選考で採用される、公には求人を出していないような企業ともつながれたりするというメリットがあります。
ただし、知り合いを介しているため、場合によっては希望条件と違っても断りにくかったり交渉しにくい、入社後もしがらみがあるということもありますので、注意しましょう。
⑦派遣から正社員を目指す紹介予定派遣
今までの転職活動方法とは異色ですが、紹介予定派遣という手段もあります。
正社員として就職する前に、事前に業務内容や社内の雰囲気を把握しておきたいという場合には選択肢に入れてもいいかもしれません。
しかし、注意点もあります。
正社員登用されるには本人と企業の双方の同意がなければなりません。
期間中に何かしらの問題が発生し、正社員登用をとりやめるという可能性もありますので、必ずしも正社員として働けるわけではないというリスクがあります。
人気の方法は転職サイトとハローワーク
利用者数でいうと、人気の方法は転職サイトとハローワークです。
転職サイトはその手軽さと在職中でも利用できること、ハローワークは離職後の手続きでいかなければならないので最初の情報源として利用する、という理由で利用する人が多いようです。
また、次いで手厚いサポートをしてくれる転職エージェントも転職初心者には人気のようです。
それぞれの転職方法のメリット・デメリットを把握し、自分に合った転職活動を見つけてくださいね。