知っておきたい基礎知識 インフルエンサー採用について

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スマートフォンが普及している現在、多くの人がSNSを利用していますよね。
芸能人だけでなく、一般の人も影響力・発信力を持つインフルエンサーとして活躍するようになりました。

そんな影響力を持った人たちのことを積極的に採用することを、インフルエンサー採用といいます。
フォロワー数いいねの数によって書類選考や面接が免除になることも。

今回は、インフルエンサー採用についてどのようなものなのか、実際に取り入れている企業の例をご紹介します。

インフルエンサー採用が注目される理由

スマートフォンの普及により、インターネットに手軽に接続できるようになりました。
また、SNSなどの影響により、ネット上でのコミュニケーションも活発になり、それだけでなく情報収集の場としての役割も持つようになっています。

その結果、今まではテレビや雑誌から情報を取り入れていたものが、自分の欲しい情報をインターネットで自由に集めることができるようになりました。
そのため、SNS上で強い影響力を持つ人が商品の宣伝をすると消費者の購買意欲につなげることができます。

この影響力が強い人に注目したのがインフルエンサー採用です。

インフルエンサー採用のメリット

それでは、企業にとってインフルエンサー採用はどのようなメリットがあるのでしょうか。

①自社のブランディングやPRを強化できる

インフルエンサーを採用することによって、他社との差を明確にすることができます。
インフルエンサーを通しての商品やサービス、会社のPRで知名度をあげることはもちろん、「あのインフルエンサーが勤めている会社」として自社ブランディングをすることも可能でしょう。

②費用対効果が高い

通常の広告にお金をかけるよりも、インフルエンサーに活躍してもらうことでより安い費用で効果を出すことができます。
この時、どのような層・どのようなコミュニティがそのインフルエンサーをフォローしているのかを調べ、ターゲットにささるようなアプローチをしましょう。

③受け手に拒否感を与えにくい

よくSNSやWEB上で流れてくる自分に興味のない内容の広告だと、見る人に嫌悪感を与えたり、鬱陶しく思われてしまうことがあります。
しかし、インフルエンサーからの宣伝であれば、広告だと思われにくく、また興味のある内容である可能性が高いので、好感が持たれやすい高いPR効果が得られるといったことが期待できます。

④写真や文章、表現力のセンスを自社に取り入れられる

インフルエンサーは、投稿内容はもちろん、写真の撮り方、表現力といったノウハウを持っているため、そのセンスを自社に還元することができます。

インフルエンサー採用のデメリット

一方、インフルエンサー採用にもデメリットがあります。

①炎上するリスクがある

SNSを含め、ネット上で一度流れた情報を完全に消すのはほぼ不可能です。
もしインフルエンサーが間違った解釈で会社のPR活動をしてしまうと、インフルエンサーの影響力が大きければ大きいほど炎上し、被害が拡大します。

この時、自社だけでなく、インフルエンサーの起用に関わったほかの会社も風評被害を食らう可能性があります。
インフルエンサー採用で自社PRを行う場合、インフルエンサーとのコミュニケーションをしっかりと取りながら協力してもらいましょう。

②インフルエンサーを選ぶ基準が難しい

フォロワー数やいいねが多いから影響力のある人だ、というわけではありません。
また、そのインフルエンサーがどのような層・コミュニティから支持を得ているのかも、判断しにくいです。

インフルエンサー採用を行う際は、そのインフルエンサーとコミュニケーションをとったうえで、採用すべきかを判断しましょう。

インフルエンサー採用を取り入れている企業2つ

最後に、既にインフルエンサー採用を取り入れている企業を2つご紹介します。

①株式会社オンデーズ

まず1つ目が株式会社オンデーズです。

インフルエンサー採用枠を設けており、TwitterもしくはInstagramでフォロワーが1万人以上の場合、なんといきなり最終面接からのスタートです。
また、採用になった場合毎月5万円のインフルエンサー手当も支給されるようです。

【オンデーズ インフルエンサー採用特設ページ】

②株式会社TOKYO BASE

2つ目は株式会社TOKYO BASEです。
Instagramでフォロワー2千人以上またはWEARでフォロワー千人以上の場合、選考の短縮や早期の内定の可能性があります。

【TOKYO BASE インフルエンサー採用募集ページ】

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