いざ転職先が決まり働いてみたものの、想像と違う、業務内容が合わない…と悩み退職を考える場合もあると思います。
しかし、いざ退職しようと思っても、
試用期間中でも、退職することはできるのだろうか?
早期退職をしたら、転職に不利にならないだろうか?
という不安が生まれますよね。
今回は、早期退職を考える方のそんなお悩みにお答えします。
試用期間中でも即日退社は基本的にNG
結論から言うと、試用期間中に退職することは可能です。
しかし、試用期間中といえど労働契約は成立しているため、即日の退職はすることができません。
申し出から何日くらいで退職できるかは企業によって異なります。
多くの場合就業規則に記載されていますが、相談次第では即日退職も可能な場合もあるので、退職の意思を固めたら早めに報告をしましょう。
もしも会社が退職を認めてくれない…などの問題が起きスムーズにいかなかった場合でも、労働基準法により「退職届の提出など退職の意思を示してから二週間経てば退職可能」となるので、焦る必要はありません。
試用期間中の退職理由は何がいい?
退職するときの理由は正直に伝えにくいですよね。
言いづらいから嘘の理由を考えて伝えようか…と思ってしまうかもしれませんが、できれば本当の理由を伝えたほうがいいでしょう。
どうしても言いたくない場合は、複数ある理由のうちの伝えやすいものを伝えることをおすすめします。
体調不良や家庭の事情など、建前を使い、円満な退職ができるよう丁寧に話しましょう。
例:
・病院に行ったところ、医師からしばらく休養するようにとの診断があった
・親の介護をしなければならなくなってしまった
・配偶者の転勤についていくことになった etc.
試用期間中に退職した場合の職歴は?
短期間の在籍でも、履歴書の職歴欄にはしっかりと記載しなければなりません。
退職理由を書く必要がある場合、「一身上の都合により」と書けば大丈夫です。
短い期間での退職はマイナスにみられてしまう可能性がありますが、「なぜやめたのか」ということをしっかりと説明できれば転職でも不利になりにくいです。
もし在籍を記載せず隠すと経歴詐称となり、最悪の場合懲戒解雇となってしまうので絶対にやめましょう。
試用期間中の退職申告は早めに
試用期間中の退職についてみてきましたが、いかがでしょうか。
即日退社は基本的にすることができませんが、会社によっては相談すれば可能なこともあるようです。
退職理由は、なるべく正直に言ったほうがいいですが、難しい場合、円満退社のためにも、伝えやすく断られにくいものを選びましょう。
早期退職は後の転職活動でマイナスに働くこともありますが、経歴詐称をしてしまうと入社後にトラブルが起きる可能性があるので、正直に記載し、理由をきちんと伝えられるようにしておきましょう。