求職者目線での採用とは

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いい人材を採用したいけれど応募が来ない…
内定辞退が続いてしまう…

採用活動がうまくいかないと悩む場合、何が原因なのでしょうか?
社員であれば誰もが一度は求職者の立場になっているはずですが、人事として働いているとどうしても企業目線に立ってしまいます。

今回は、求職者目線で知りたい情報は何かを考えていきます。

知りたいのは「将来の姿」

業績が良く、他社にはない商品力があるのに応募が来ない…とお悩みの方は、求人の出し方が良くない可能性があります。

業績の良さも商品力もアピールポイントの一つですが、求職者は「入社したあと自分はどういう姿になっているのか」を知りたいと考えています。

もし、今の求人が自社のアピールばかりの場合、先輩社員のキャリアステップや、どういう研修をするのか、何ができるようになるのかをわかりやすく記載しておくと良いでしょう。

労働環境の改善は必須

せっかく欲しい人材がきたのに選考・内定を断られてしまう場合、自社の情報を求職者が知って辞退してしまった可能性があります。

求職者は、仕事内容だけではなく労働環境も厳しく見ています。
どんなに魅力的だと思ったとしても、残業時間や休日出勤が多いなどのマイナスの情報を知ってしまうと、気持ちが辞退に傾きます。

また、面接を自社でする場合、求職者はどんな人が働いているのか、社員に活気があるかということも確認します。
この時に社員が疲れきっていたり、態度がよくないと会社の環境が悪いととらえられてしまいます。

そのため、まずは労働環境の改善に努め、既存社員が働きやすい環境を整えることが大切です。

この時、辞退されないようにとその情報を隠すことは、早期退職につながり企業・求職者どちらにもマイナスなので絶対にやめましょう。

採りたい人のイメージは明確に

応募が増えても、どういう人物が欲しいかのイメージが明確になっていなければ、いい採用はできません。
求職者が「魅力的な求人だ」と思って応募しても、欲しい人物像と離れていた場合、企業にとっても求職者にとっても時間や労力の無駄になってしまいます。

ターゲットを絞るとその分応募が減るのではないかという不安はあるかもしれませんが、どんなにたくさんの応募が来たとしても欲しい人材でなければ意味がありません。

欲しい人材のイメージが固まっていない場合、社内にいるあの人のような人材が欲しいなど、身近にいる優秀な人物をイメージするとわかりやすくなります。

伝えたい情報と知りたい情報は違う

以上で見てきたように、企業が伝えたい情報と求職者が知りたい情報が異なると、応募が減ったり選考を時代されたりしてしまいます。

もし、採用活動がうまくいかない…と悩んでいる場合、一度自分が求職者だった時を思い出し、求職者目線に立って考えてみると問題点が見えるかもしれません。

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