面接でストレス耐性をチェックする5つの質問

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どの職場でも、多かれ少なかれストレスを感じることはあります。

しかし、採用時にストレス耐性を見極めておかないと、入社してから心身ともに不調をきたしてしまうこともあります。
またその不調のために、業務に支障がでたり周囲の生産性を気付かぬうちに落としたりしてしまう、うつ病など心の病を発症し、早期退職やパフォーマンスが落ち込んでしまう可能性もあります。

今回は、採用時の面接でストレス耐性を見抜くための5つの質問をご紹介します。

チェックしておきたいストレス耐性の5つのポイント

組織として、ストレスが大きくならないように配慮や環境をつくる努力は必要です。
ですが、ひとりひとりへの配慮は限度があります。
そのため、採用面接時にストレス耐性をチェックし、高い人を採用することも必要といえます。

1.どんな時にストレスを感じますか?

日常生活の中でも、ストレスを全く感じない人はいないでしょう。
自分がどんな時にストレスを感じるかを知っている人は、ストレス耐性が強いことが多いです。
この質問にはっきりと答えられる人は、ストレスをうまくコントロールできる可能性が高いです。

2.気分転換の方法は何ですか?

ストレスをため込まず、発散する方法を持っているかを聞きます。
方法は基本的に何でもよく、簡単で健康的、いつでもできることが望ましいです。

3.トラブルが起きたときにどう対処しますか?

職場でも個人的なことでも、生きていくうえでトラブルはつきものです。
トラブルへの反応は、人によってパターンがありますので、それを自分なりに把握し、対処法を考えられる人はストレスを受けにくいでしょう。

4.どんな時に眠れなくなりますか?

眠れなくなる時は、何らかのストレスを感じている時です。
どんな答えが返ってくるかは人それぞれですので、企業として避けたいストレスがある場合、事前に「この答えはNG」というものを決めておくと良いでしょう。
眠れない時が浮かばない、旅行など楽しいイベントの前日、という答えもあり、この場合ストレス耐性が高いことが多いです。

5.今までで一番大きな挫折は何ですか?また、どう乗り越えましたか?

過去の挫折体験を聞き、それをどのように乗り越えたか、どのように対処したか、対処にどのくらいの時間がかかったかを聞くことは有効です。
また、その挫折経験をネガティブなものとしてとらえているか、ポジティブなものとしてとらえているかもチェックしておきましょう。

圧迫面接だけはNG

ストレス耐性を知りたいからと言って、圧迫面接をすることだけはやめましょう。
企業の印象が悪くなるだけでなく、候補者本来の姿や能力が発揮できなくなってしまいます。
ストレス耐性は、その人の生活習慣や個性からの影響も大きいです。
穏やかな質問を通して、ストレス耐性を見極めていきましょう。

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