未経験者の採用と育成について

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募集をしても、人が集まらない…

売り手市場の今、そんな悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。
優秀な人材は引く手あまたのため、自社にもなかなか来てくれません。

そこで考えたいのが「未経験者」の採用です。
最初は教育が必要ですが、後々大きな戦力になってくれることが期待できます。

今回は、未経験者の採用と育成についてのノウハウをお伝えします。

採用では「適正」を見極めよう

スキルは入社後に教育で身に着けることも可能ですが、本人の資質によるところが大きいものもあります。

その代表的なものが「コミュニケーションスキル」「ストレス耐性」です。
この二つは、短期間で育てることが難しいので、採用の時点でどの程度あるのかを確認しておくことが重要です。

未経験採用の場合、社会人歴が短い人や非正規雇用で働いてきた人が応募してくることが多いです。
適性を探るときには、過去の職歴を聞いておくと良いでしょう。

コミュニケーション能力やストレス耐性は、職種によってどの程度必要かもまた変わってくるかもしれませんが、どの職種にも必ず必要なものです。
学生時代のアルバイトの経歴も含め、適性の判断材料にしましょう。

また、筆記試験の結果も侮れません。

最低限の一般常識や事務処理能力も、どんな職種でも必要なものです。
これらの能力は、学力測定である程度把握できますので、採用のプロセスに組み込むと良いでしょう。

育成ではまず「ビジネスマナー」を

採用した後は育成が必要です。

未経験採用では、前述したとおり社会人歴の浅い場合や非正規雇用で働いていた場合が多いです。
そのため、ビジネスマナーにやや疎い可能性があります。

名刺の交換や電話の取り方、敬語の使い方、メールの書き方など、基本的なことからしっかり教育することが必要です。

また、これらの教育は、同様に未経験で入社した社員に任せると良いでしょう。
過去に自分がぶつかった問題や、未経験入社ならではの悩みなどを理解しているため、寄り添った指導ができます。

採用と育成はセットで考えて

未経験者にとっては知らない環境に飛び込み慣れない仕事をするため、最初の半年程度はストレスを受けやすくなるでしょう。

上手くいかない時、悩んでいる時には先輩社員がフォローをすることも大事です。

一人立ちするまでには少々時間がかかるかもしれませんが、丁寧に教育すれば後々大きな戦力になります。
まずは採用段階で適性を見極め、しっかりと教育・研修を行うことでスキルを補っていきましょう。

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