中途採用と新卒採用で求める人材としての違い

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新卒採用と中途採用。
同じ「採用」ですが合否を判断する基準が実は違います。
これからのポテンシャルを期待する新卒採用と、多くの場合経歴を重視し、即戦力を求める中途採用では、企業が期待していることが異なるからです。
今回は、新卒採用と中途採用で求める人材の違いを紹介します。

ポテンシャル重視の新卒採用

新卒採用で企業が求めているのは「ポテンシャル」です。
新卒採用は一年に一度定期採用を行うことがほとんどで、企業はまだ何も染まっていない新卒者を自分の会社で一から育てることを前提に、将来的な活躍を期待して採用します。

新卒採用を行う場合、経歴や専門知識がないため、新卒者がすぐに利益をあげることは期待しません。
また、業務の専門知識だけでなく、ビジネスマナーなどの社会人としての基礎もしっかりと教えることが必要です。
教育コストはかかりますが、若いうちから優秀な人材を確実に集め、将来のリーダー候補として育てることができます。

経歴や即戦力が求められる中途採用

中途採用は定期採用ではなく、新規事業立ち上げや欠員が出たタイミングに行います。
新卒採用とは違い、中途採用では「経歴」を重視したり、「即戦力」となる人物を求めて採用します。
なぜなら、未経験や経験が少ないようであれば、また会社で一から研修をしなければなくなりますが、前の会社で同じ職種を経験していれば、それよりも早く利益を上げられることが想定できるからです。

毎年4月に一斉入社する新卒採用と違い、入社時期を柔軟に合わせられる点や、今までになかったような人脈をもっている可能性がある点も中途採用の特徴です。
専門知識や自発的に動く力があり、教育コストを抑えられる反面、自社の風土に合わない可能性や、すぐに転職をしてしまう可能性もあります。

違いを知りより良い採用活動を

新卒採用では学生時代の活動や人間性を見てのポテンシャル採用ですが、中途採用では今までの仕事の実績や経歴、スキルを重視する点が違いといえるでしょう。
新卒採用と中途採用の違いをしっかりとおさえ、ニーズに合わせた採用活動を行いましょう。

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