新社会人にまず覚えてもらいたいことは、基本的なビジネスマナーです。
どんなに優秀な人でも、ビジネスマナーができない人は印象が悪くなってしまいます。
ビジネスマナーに関して、調べたりして知識として多少は知っているかもしれませんが、大切なのは「できる」段階までもっていくことです。
今回は、新社会人に教えておくべき5つのビジネスマナーをご紹介します。
①あいさつ
学生時代など、昔からあいさつをするようにと教えられてきたとは思いますが、社会人でももちろんあいさつは必須です。
あいさつは誰でもできることではありますが、全員がやっているわけではありません。
声が小さかったり、機械的だったり、ただ言っているだけということも多いです。
新社会人はまだ業務ではできることがほとんどありません。
しかし、誰よりもフレッシュさがあります。
元気にあいさつをすることで会社全体の雰囲気を明るくすることができます。
②言葉遣い
最近まで学生だった新社会人は、言葉遣いもまだあまり慣れていないでしょう。
まず、言葉遣い一つで相手に対する印象が大きく変わるということを理解してもらいましょう。
ただ、一気に言葉遣いを変えようとするとパニックになってしまうことがあります。
よく使う言葉遣いの一覧表をつくるなど、丁寧な言葉を習慣化できるような工夫をしましょう。
③時間厳守
仕事には締め切りがあり、周囲を巻き込む、ということをしっかりと伝えましょう。
学生の頃は、時間を守らなくても自分の評価が低くなるだけでした。
しかし、社会人は一人で仕事をしているわけではありません。
どんなにいい状態に仕上げたとしても、締め切りを過ぎてしまえば意味がなくなってしまいます。
また、締め切りを守らないことで周囲の人に迷惑をかけ、「この人にはもう仕事を頼まない」と思われます。
仕事など、きちんと計画を立て、余裕をもって前倒しで仕上げられるようにしておくことを教えましょう。
④責任感
会社に入って、すべてが自分の思い通りになることはありません。
時に、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
そんな時に、いかにしてプラスに変え成長できるかが重要であることを教えましょう。
会社はなんでも教えてくれる学校とは違い、自ら行動し、学び、成長する場です。
与えられた仕事を最後までやり遂げ、自主的に動くことができるようにするため、何でも教えすぎてしまわないよう注意しましょう。
また、新社会人に責任感を持たせるため、上司や教育係も新社会人に対して、責任をもって教育する必要があります。。
⑤電話対応
スマートフォンが主流の現在、電話慣れしていない人も多いです。
電話を見て、どこを押せばいいのかわからない、使い方がわからないという人もいるでしょう。
新社会人にとって、電話に出ることは恐怖を感じることではありますが、電話慣れするには実践して慣れていくしかありません。
ロールプレイングをして基本的な使い方や操作説明、流れをつかめるようにします。
その後は慣れるまではフォローしつつ、出るときは声をワントーン高くする、流れを書いたメモを電話の近くにおいて落ち着いて出られるようにするなど工夫をしながら電話を取ってもらいましょう。
先輩である社員もビジネスマナーの見直しを
最初に新社会人にビジネスマナーを身に着けてもらえれば、長い社会人生活の財産になります。
しかし、時間がたつとおざなりになってしまうこともあります。
特に、新入社員はできているのに先輩である社員ができていないとなると、「やらなくていいんだ」と思われてしまい意味がありません。
新社会人だけ、研修中だけではなく、会社全体で習慣化できるようにしましょう。