面接の場では緊張してしまう人も多いと思います。
せっかくいろいろと準備をしていっても、緊張のためにマナーを忘れ悪印象を持たれてしまうことは避けたいですよね。
今回は、面接当日に再確認しておきたいマナーをみていきます。
受付・控室でのマナー
受付についたときから、面接は既に始まっているものと考えてください。
落ち着いて臨むためにも、余裕をもって到着しましょう。
到着は約束時間の約5分前
受付には約束時間の約5分前には到着するようにしましょう。
コートを着ている場合は事前に脱ぎ、身だしなみのチェックや、携帯電話の電源はあらかじめ切っているかを確認します。
あまりに早すぎる到着もマナー違反となってしまうので、約束の時間が近づくまでは近くで待機しておきましょう。
遅刻の場合はすぐに連絡
もちろん遅刻は厳禁ですが、万が一遅れてしまいそうな場合は、必ず電話で連絡をしましょう。
当日は電車など公共機関の遅延が起こる可能性もあります。
その場合、まずは一旦電車から降りて落ち着いて電話をするほうが、待たせる時間も少なく済みます。
受付の対応も面接のうち
応募先の会社に到着したら、受付で面接の予定を伝え、採用担当者への取次ぎをお願いしましょう。
受付の時点での対応もチェックされていることがあります。
既に面接は始まっていると考え、丁寧な対応を心掛けましょう。
着席し、呼ばれるまで待つ
面接の準備ができるまで、控室などで待つように言われることもあります。
静かに席について順番を待ち、案内されるまで心を落ち着け、考えを整理しておきましょう。
入室時のマナー
時間になると、いよいよ面接室へ案内されます。
部屋には、採用担当者がすでにいる場合と、後から入室する場合とがあります。
ドアをノック、「どうぞ」と言われたら入室する
入室時には、ドアを軽くノックし、「どうぞ」という言葉が聞こえたらドアを開け入室しましょう。
後から採用担当者が入室する場合は、案内係から「後ほど担当者が参ります」という指示があるはずです。
もしノックをしても応答がない場合、再度ノックし、それでも応答がなければ「失礼します」と言ってドアを開けましょう。
ドアに向いて静かに閉める
面接室に入室したら静かにドアを閉めましょう。
この時、後ろ手で閉めるのはマナー違反です。
必ずドアのほうに向きなおってから閉めましょう。
採用担当者を待つときは下座の席の横で
後から採用担当者が来る場合、下座の席の横に立って待つようにしましょう。
席次マナーの基本は、出入り口から一番遠い奥の席が上座、出入り口の一番近くが下座です。
ただし、もし案内係から席の指定や着席の誘導がある場合はそれに従ってください。
最初の挨拶と一礼を忘れずに
採用担当者が入室したら、正面を向き、「本日はよろしくお願いいたします」と一礼します。
この時、着席している場合は一度立ち上がってください。
面接中のマナー
企業から、履歴書や職務経歴書の提出を求められていることが多いと思います。
他にも筆記用具など、荷物は取り出しやすいように足元においてください。
名刺を渡されたら名前を名乗り受け取る
もし採用担当者から名刺を渡されたら、自分の名前を名乗り丁寧に受け取りましょう。
この時、今在籍している会社の自分の名刺を渡す必要はありません。
着席を促されてから席に着き、もらった名刺は向かって左においておきます。
名刺を渡された場合のマナーはこちらをチェック！
>>面接で名刺を渡されたらどうすればいい？しまうタイミングは？<<
背筋を伸ばして姿勢よく
面接中の姿勢は、背筋を伸ばし手は軽く両ひざに乗せておくのが望ましいです。
話している最中の身振り手振りは、大きすぎない程度にしましょう。
退室時のマナー
面接の終わりですが、最後まで気を抜かないように注意しましょう。
採用担当者から渡された書類や名刺は、丁寧に扱ってください。
一礼してから退室
面接の終了後、椅子の横に立ち「ありがとうございました」と面接のお礼を伝えましょう。
また、ドアの前で一礼しドアを開け、静かに閉めるように注意します。
見送られる時も気を抜かない
出口やエレベーターホールまで、案内係や採用担当者が見送ってくれる場合があります。
案内に従い、背筋を伸ばして、別れるときには「こちらで失礼いたします」と一礼しましょう。
エレベーターまで見送られたときは、ドアが閉まるまで頭を下げておくと丁寧です。
事前準備をしっかりとしておこう
ただでさえ緊張する面接です
採用担当者は、応募者の準備が整っていない状態の姿勢もチェックしています。
面接当日には、早めの行動を心掛けて、採用担当者の名前の確認や書類の準備をしておき、心に余裕を持った状態で挑みましょう。