社員が退職してしまう…その理由とは?

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せっかく入社してくれた社員が辞めてしまう…
離職率が上がっている…

そんな悩みを抱えている企業は多いかと思います。

会社は社員がいてこそ成り立つもの。

離職率が上がるほど、会社の生産性も落ち、退職した社員の穴を埋めるための採用コストもかかってしまいます。

今回は、社員が退職してしまう原因とその対策をご紹介します。

 

理由① 人間関係が悪い

退職の理由として最も多くあげられるのが「職場での人間関係」です。

どんなにその仕事が好きでも、職場の雰囲気が悪いとストレスが大きくかかります。

「上司からのハラスメントがある」「同僚・部下とうまくやっていけない」「自分やほかの人の悪口ばかりを言っている」など、人間関係での悩みは様々です。

人間関係の問題はすぐに解決できるものではなく、また場合によっては改善できないこともあるため、ストレスが積み重なり退職につながりやすいのです。

理由② 理想と現実のギャップがある

入社前に思い描いていた仕事と実際の仕事が違う、希望していた部署に配属されなかったなど、理想と現実のギャップが大きい状態が続くと、モチベーションが下がってしまいます。

この先希望する仕事ができるのか、自分の将来が見えずに不安になり、ほかの会社に転職したほうがいいのではないかという考えが浮かびます。

理由③ 待遇が見合っていない

仕事量が多く残業続き、休みが取れない、給与が低いといった待遇面も離職の原因につながります。

自分の仕事量やレベルに対して、給与や待遇が低いと社員のやる気も下がってしまいます。

また、入社前に聞いていた条件と違う場合も、やる気だけではなく会社への信頼感が失われ、転職へ気持ちが傾いてしまうでしょう。

それぞれの理由への対策を知ろう

原因を把握したら、次はそれを解決する必要があります。
それぞれの対処方法についても見ていきましょう。

①お互いのことを知るコミュニケーションをとる

普段コミュニケーションをきちんととっていないと、思わぬところですれ違いを起こしている可能性があります。

何故やらなければいけないのかと思うような仕事も、後々のために必要なものであったり、叱られてばかりいるのは誰よりも認められ、期待されているからだということもあるかもしれません。

相手ときちんとコミュニケーションを取り、「どういう考えで仕事をしているのか」「どこに不満があるのか」を知ることにより、問題が和らぐ場合もあります。

②情報を明確に伝える

現在の仕事が将来必要になるものであるならば、それを理解してもらうことが重要です。

その際、現在の仕事がなぜ必要なのか、将来にどうつながるのか、希望する仕事はいつごろできるのかを明確に相手に伝えるといいでしょう。

また、入社前の会社説明の際は、会社のいい面・華やかな面だけでなく、現状の課題やその仕事をするまでの道のり、部署配属についてなど入社前後のギャップが生まれないように伝えるのもポイントです。

③社員の不満もしっかりヒアリング

社員の意見を聞いたとしても、それをすべてかなえることは難しいでしょう。
しかし、代替案や改善案を出すことは可能です。

今すぐ実行不可能なことであっても、それに対しての現状ではできない理由や改善策、具体的な道筋を示すことにより、社員の意見をきちんと汲んでいることを伝えることができ、信頼関係の構築へとつながります。

また、社員の意見を聞くことで、社員がどのようなことを求めているのかがわかります。

社員のニーズを把握することにより、新しい施策や福利厚生を取り入れやすくなり、モチベーションを上げることもできるでしょう。

原因を把握し早めに対策を

今回は退職につながりやすい3つの理由とその対策を紹介しましたが、理由は会社によって様々です。

理由がわからなければ、改善のしようがありません。

退職者が出る前に、社内アンケートや満足度調査を行い、問題を未然に防ぐのもおすすめです。

退職しようとする社員を責めるのではなく、まずはその理由を探り、一緒に解決策を考えることで、信頼関係を築き離職率を下げていきましょう。

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