転職サイトなどの登録者の中の、希望する人物だけに送れる「スカウトメール」。
送ったはいいけれど返信がない…ということも多いのではないでしょうか。
しかし、スカウトメールからの応募者の質は高いため、できるだけ反応率は上げたいですよね。
今回は、攻めの採用ツールともいわれるスカウトメールの必勝法をお伝えします。
スカウトメールの見直しチェックポイント3点
①「件名」がカギ!
求職者にスカウトメールを見て興味を持ってもらうために、まずは開封してもらわなければいけません。
ところが、優秀な人材にはほかの企業も同じようにスカウトメールを送っているため、工夫なしでは埋もれてしまいます。
ネームバリューだけでも勝負できる大手企業とは違い、中小企業はこの「件名」にこだわらなければ、どんなに内容がよかったとしても開封すらしてもらえません。
わかりやすさ、親近感が伝わることを重視し、いつも同じ件名ではなく、時期によっていくつかパターンを用意しておきましょう。
また、件名には、求職者にポジティブなイメージを与える言葉を使用することを心掛けましょう。
ポジティブワード:
年間休日、残業少なめ、土日祝休み、年齢・性別関係なく評価、未経験歓迎、フレックス勤務、将来の幹部候補、裁量が大きい etc.
ネガティブワード:
大量募集、急募、実力主義、歩合制、マルチタスク etc.
場合によっては、「学歴不問」や「早期キャリアアップ」、「社内イベントが盛ん」など、ポジティブにもネガティブにもなるワードもあります。
求めている人物像を想定した言葉選びをしましょう。
✓チェックポイント
☐「大量募集」「急募」などのネガティブワードを使用していないか?
☐求めている人物像に向けた言葉選びをしているか?
☐件名はわかりやすく、親近感を与えるようなものになっているか?
②条件面の数字は具体的に
魅力的な件名でスカウトメールを開いてもらい、内容に惹かれ募集要項を見る…というところまでいっても、求職者の希望条件と合わなければエントリーに至りません。
条件面を件名に入れてしまえば、一目見て「この会社が希望条件に合っているか」ということがわかります。
またこの時には、例えば「賞与あり」ではなく「賞与〇カ月分」というように、具体的な数字で示したほうがイメージがわきやすくお勧めです。
✓こんな内容を入れよう!
☐年間休日120日(以上)…125日などそれより多い場合は記載しよう!
☐残業なし・残業少なめ…定時で帰れる環境や10時間程度であれば少ないので積極的に打ち出そう!
☐賞与実績〇カ月分…賞与がない企業も増えてきているので、大きなアピールポイントに!
③内容には特別感を
いざスカウトメールを開封したとしても、内容を見て惹かれなければ求職者はエントリーしません。
スカウトメールの特徴の一つに、「ひとりひとり個別に送ることができる」ことがあげられます。
ほかにもたくさん求職者がいる中、「あなただからこそオファーしました」という気持ちが伝わるよう、求職者のどこに魅力を感じたのか、どの部分が自社に合うと思ったのかを記載しましょう。
万人受けする内容よりも、ひとりひとりに響く内容を伝えるのを意識することが大事です。
✓チェックポイント
☐「あなただけに送っています」という特別感を伝えているか?
☐求職者のレジュメに合った内容を送っているか?
☐経験やスキルなど、どこがマッチしているかを記載しているか?
スカウトメールの上手な活用を
優秀な人材には毎日様々な企業からたくさんのスカウトメールが送られてきます。
そのため、「まずは開封してもらう」ことが重要です。
欲しい人材に直接アプローチできる点が利点のスカウトメールですが、全員に対して一斉送信したような件名や内容だと応募につながりにくく、もったいないです。
試行錯誤をしてどのような言葉が効果的なのかを分析しつつ、できることをどんどん取り入れていきましょう。