従業員エンゲージメントを高めるために知っておくべき10項目

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従業員エンゲージメントとは、従業員の会社への信頼を意味する言葉で、社員で理念を共有し、会社のために自発的に貢献しようという意欲を指します。

エンゲージメントを高めることにより、社内・社外にも様々なメリットが起こります。

今回は、従業員エンゲージメントを高めるために知っておくべき10項目をお伝えします。

従業員エンゲージメントを高めるメリット

従業員エンゲージメントを高めると、以下のメリットが得られます。

  • 顧客満足率が上がる
  • 離職率が下がり、定着率が上がる
  • 生産性が上がり品質が向上する
  • 売り上げ・利益の伸び率が高くなる
  • 従業員のモチベーションが上がる
  • 従業員の挑戦意欲が増す など

このように、従業員エンゲージメントが上げると、優秀な人材に長く活躍してもらうことや、社内のチームワークが良くなる、人手不足のための無理な採用をしなくていいなどのメリットがあります。

それでは、従業員エンゲージメントの向上のために何をしたらいいのでしょうか?

従業員エンゲージメントを高めるために

従業人エンゲージメントを高めるためには、以下のことが重要です。

1.現在のエンゲージメントレベルを確かめよう

まずは、現時点での従業員エンゲージメントをはかってみましょう。

調べるためには、定期的なアンケートの実施や分析、タレントマネジメントツールの導入などの手段があります。
従業員がどのくらい自社に対して愛着があるのか、現在のレベルを把握し、エンゲージメントを向上させるための行動をとりましょう。

2.理念やビジョンが浸透しているか確かめよう

企業には、理念やビジョン、企業文化がそれぞれ存在すると思います。
しかし、それをきちんと理解している社員は多くないこともあります。

従業員が組織の目標や目的を理解していないと、全員がばらばらの方向に進み、チームワークをつくることが難しくなります。

企業の成長のためにも、従業員にどのくらい浸透しているかを調べてみましょう。

3.悪い慣習を無くそう

残業を夜遅くまでしている人が偉い。
新入社員は始業時刻より前に来て先輩社員へのお茶出しや掃除をしなければならない…。

皆さんの企業には、長年続いてきた慣習はありますか?
上記のような、生産性を考えていなかったり、理不尽に思えてしまうような慣習があると、従業員の心は離れてしまいます。

今企業にある慣習が、「良い慣習なのか、悪い慣習なのか」を一度見直してみると良いかもしれません。

4.社内コミュニケーションをとろう

上司と部下、同僚同士など、社員同士のコミュニケーションがしっかりとれているかどうかを確認しましょう。

コミュニケーションが取れていると、日々の情報共有も早くなり、お互いの信頼関係を築くことができるため仕事を安心して任せられるようになります。
お互いに信頼関係があり、従業員が積極的に意見を言える環境を目指しましょう。

5.リーダーは手本となろう

従業員を率いる経営陣やリーダーは、従業員の手本となる必要があります。

リーダーが頼りなく、後ろ向きである場合、従業員も前向きに働くことはできません。
意思表示や判断は明確にし、ポジティブに働くことのできる環境を作り、従業員ひとりひとりの成長を見守りましょう。

6.チームワークを意識しよう

企業には、様々な年代や考え方を持った従業員がいます。
多様性が重視される現在、年代などの壁を越えて相手を尊重し、信頼し、理解することが必要となってきます。

もし困っている従業員がいたら、積極的に声をかける、お互いの持っている知識を共有するなど、チームで課題解決に取り組める風土をつくりましょう。

7.アイディアを取り入れてみよう

自分のアイディアが仕事に活かされると、嬉しいものです。
従業員ひとりひとりが、自分が社会にインパクトを与えることに貢献できるという意識があれば、意見も出やすくなり新しいアイディアが生まれやすくなります。

新しいサービスを生み出すことができれば、顧客満足度が上がるだけでなく、従業員も仕事の楽しみややりがいを得ることができるでしょう。

8.従業員に成長の機会を与えよう

人には成長欲求があります。
そのため、成長機会が与えられていないと思うと、従業員は自分の将来やキャリアに不安や不満を抱いてしまいます。

企業から従業員に、定期的に成長機会を与えることにより、従業員エンゲージメントが上がり、社員のモチベーションも向上します。

9.ワークライフバランスを考えよう

ワークライフバランスは、人によってどちらを重視するか異なりますが、仕事と家庭のバランスをうまくとることができると、仕事に対する姿勢も前向きに、積極的になります。

今の福利厚生が従業員にとってプラスに働いているか、何か不満は上がっていないかを確認・改善していきましょう。

10.やる気が出るポイントを探そう

従業員のモチベーションが上がるほど、会社への貢献意欲は高まります。
全社的にやる気を出させるのが難しい時は、それぞれの従業員のやる気の出るポイントを探しましょう。

そのポイントはひとりひとり異なると思いますが、やる気のポイントを探し、実行に移すことができればその従業員のエンゲージメントの向上に大きくつながります。

様々な取り組みを行おう

従業員エンゲージメント向上のためには、ツールを使用したり、従業員個人に働きかけたりと様々な方法があります。
自社に合った方法をそれぞれ組み合わせ、企業の成長につなげていきましょう。

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